ゴミを拾いましょう。旅先でも
ワーケーションは、ワーク(労働)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語です。
旅先で仕事をさせてもらう。という謙虚な気持ちを大事にすれば、どんな事に気をつければ良いかが見えて来ますね。
そのなかでもおすすめは、ゴミ拾いです
旅先でゴミを拾う。これ良いですよ。何よりも気分が良い。
個人的な感想ですが仕事ってなかなか成果でない事ってあるじゃないですか、でもゴミ拾いは拾ったらすぐに成果が出ます。きれいになっているから。だからゴミを拾うと達成感を毎回味わう事ができます「きれいになったなあ〜〜!」って。
小さな成功体験を積み重ねる事を通じて、心のあり方も変わって来ます。それは仕事にも良い影響をもたらすと思います。
旅先では仕事をさせていただいている。そんな謙虚な気持ちは大切ですよね。先ずは新参者のこちらから積極的に挨拶しましょう。地元で買えるものは地元で買いましょう。多少の安さよりも地元と交流です。
そしてゴミ拾い! 少しでも良いのです。目についたゴミを拾う。ただそれだけです。
ゴミを拾うメリット
メリットがあるからゴミを拾う。というのも何か打算的な気持ちもあるかもですが、打算で結構。拾ったゴミの分だけはキレイになったのだから。
ゴミを拾うメリット、僕が経験した事をご紹介します
地元の人に声をかけてもらえるかも
これ、日本人はシャイなのであるようでなかなか無いですが、それでも声をかけてくれる人はいます。すっごい好意的で、話もはずみます。地元ならではの情報も教えてくれます。なかにはわざわざ案内してくれる方もいます。
打算的なメリットですがSNSで「いいね!」がつきやすいです
これ書く事を迷いましたが、それでゴミが一個でも減ればと思いあえて書きます。
ゴミを拾いました報告をSNSに投稿すると好意的な反響は大きいです。またその投稿が続くと、あなたの人物像も良い姿で定着していきます。これは長い目でみたら強力なブランディングになります。
考えてもみましょう。旅先で「イエ〜〜イ、ハッピ〜〜〜♪」な投稿ばかりを繰り返しているとどうなるかを。
ゴミを拾うことは小さな小さな社会貢献です。その姿はスポットライトを浴びる事は無いかも知れません。しかし確実に積み上がっていくものがあります。それは「徳」です。
技術は教えることができるし、習うこともできる。けれども、徳は教えることも習うこともできない。自分で悟るしかない。
これは松下幸之助氏が語った言葉です。
一人黙々とゴミを拾う。好奇な目で見られる事の方が多いです。多くは何も起こりません。しかしゴミを拾い続ける事で自分の中に鋼鉄製の心棒が出来上がります。一本ビシッと筋が通るのです。
僕もまだまだ一本ビシッと筋!までには至っていませんがそれで良いと思います。人生は最後の最後まで勉強だから。
拾ったゴミの処分
処分先は自宅です。持ち帰りましょう。
ゴミの多くは燃えるゴミです(タバコの吸い殻、紙屑、ビニール袋の順に多いかも)空き缶とペットボトルも落ちています。ゴミ拾いの時はビニール袋を2つ用意して、燃えるゴミとそれ以外のゴミに分けて入れます。それ以外のゴミは家に帰ってから分別です。
備えておきたいゴミ拾いグッズ
とくに大袈裟なものは必要ありません。
- 必須>トング(100円ショップで売っています)
- 必須>ゴミ袋、バイオマスレジ袋は環境に良いと言われていますが問題も報告されています。
- あればなお良し>手袋、軍手よりも100円ショップで売っているゴム引きの薄手手袋が使いやすいです。手の甲はメッシュ地、手のひら側はゴム引きで汚れと手荒れを防ぎます。
- あればなお良し>ゴミ袋を収納するコンテナボックス。蓋で密閉できるので気になりません。自宅に帰ったら洗っておけばなお良しです。
- コンテナボックスの代わりに防水バックもおすすめです。小さく畳めるのが最大のメリット。ゴム引きの生地を選べばひっかき傷にも強いし。
まとめ。旅先でゴミを拾って良かった事
地元の人に声をかけてもらえた事は、旅の思い出として残ります。でもそれ以上に松下幸之助氏が語った「徳」を積むという事。
積んだ徳の量は人と比べるものでは無いと思うので、自分が良ければそれで良いと思います。そしてある日気がつくはずです。「そういえば相談などされる機会が増えて来たな」
これこそが徳を積んできた一つの象徴なのではと思います。
東日本大震災のときも1年間。ボランティアに参加。瓦礫を拾い続けました。ただし!
「瓦礫はゴミじゃないんです。想い出が詰まっているんです」被災者の声がぐさっと来ました。
